ひと目で見分けるストキャスティクス(後編)

皆さんこんにちは。
FXトレードデリバリー Mr.マグナムです。

前回ストキャスティクスに関してお話しました。
今回は後編として、その続きのお話をしたいと思います。前編をまだ読んでいない方はまず前編から読んでみてください。

 

ひと目で見分けるストキャスティクス(前編)

 

 

4.順張りと逆張りでは利用の仕方が異なる

ここでは、ストキャスティクスの具体的な使い方について説明していきましょう。
(ここでは、2種類の閾値を『上の閾値』『下の閾値』という表現で解説します)

ストキャスティクスの動きを見ると、
売られ過ぎゾーン→下の閾値を下から上へ移動し、ニュートラルゾーンへ→上の閾値を越え、買われ過ぎゾーンへ→上の閾値を下回り、再びニュートラルゾーンへ
という動きを繰り返しています。

ストキャス買い売りゾーンの説明加工済

こうした動きを相場観に反映させるためには、どのように考えたらよいのでしょうか。その前に、1つ考えておかないといけない点があります。
それは、『ストキャスティクスは順張りに適したチャートなのか、それとも逆張りに適したチャートなのか』という点です。

私が今まで見てきた経験からストキャスティクスを評価するなら、『ストキャスティクスは、逆張りでも順張りでも使えるチャートである』と私は考えています。
ただし、その利用方法に誤りがあってはいけません。

『順張り』は、マーケットの流れに沿った動きの売買を行うということになりますので、ポジションを利食いする時のスタンスには向いていません。
そう、『順張り』は、『新規のポジションメイク』に向いているのです。

これに対して、『逆張り』は、マーケットの流れに逆らった動きの売買を行うということになりますので、新規でポジションを作る時のスタンスには向いていません。
そう、『逆張り』は、『利食い』に向いているのです。

ひと目で見分けるストキャスティクス(前編)1では、

売られ過ぎ=利食い(買い戻し)の検討
買われ過ぎ=利食い(転売)の検討

と解説しました。
つまり、上の閾値を越えて買われ過ぎゾーンに入ったり、下の閾値を割って売られ過ぎゾーンに入ってきたような場合には、それぞれ利食いの検討をすべき材料とすべきなのです。
以上は、ストキャスティクスを逆張りで使う際の考え方です。

Mr.マグナムMr.マグナム

【ポイント】
1.ストキャスティクスが閾値を越えて買われ過ぎゾーンに入ってきたら、買い持ちのポジションの利食い(転売)を検討する
2.ストキャスティクスが閾値を割って売られ過ぎゾーンに入ってきたら、売り持ちのポジションの利食い(買い戻し)を検討する

5.ゴールデンクロスやデッドクロスも参考に!

4の解説は、ストキャスティクスを逆張りで利用する場合の考え方です。
それとは別に、ストキャスティクスには、順張りの利用方法があります。

それは、『売られ過ぎゾーンから下の閾値を越えてきたら、下降トレンドが終焉を迎え、上昇トレンド入りの可能性もある』
『買われ過ぎゾーンから上の閾値を割ってきたら、上昇トレンドが終焉を迎え、下降トレンド入りの可能性もある』というものです。

つまり、下の閾値を下から上に越えた場合に新規の買い、上の閾値を上から下に割った場合に新規の売りを検討できるということなのです。

その際に、%Kと%Dのデッドクロス・ゴールデンクロスを伴っているとより強いシグナルだとされます。

下記のチャートが、%Kと%Dのデッドクロスを伴ったものです。

デッドクロス出現後に上の閾値を割り込むところから、下降トレンド入りしていることが分かります。

 

ストキャスデッドクロス加工済

下記のチャートは、%Kと%Dのゴールデンクロスを伴ったものです。

ゴールデンクロス出現後に上の閾値を越えたところから、上昇トレンド入りしていることが分かります。

ストキャスゴールデンクロス加工済

 

もちろん、%Kと%Dのデッドクロスの後に上の閾値を割り込んだからといって、必ず下降トレンド入りする保証はありません。
同様に、%Kと%Dのゴールデンクロスの後に下の閾値を越えてきたからといって、必ず上昇トレンド入りする保証はありません。

チャートには、必ず『ダマシ』がありますので、常にこうだと言い切ることはできないのです。

なので、相場と向き合ってテクニカル分析をし、相場観を立てる判断材料にすることであることを思い出す必要があると思います。

少し話が複雑になりましたので、ストキャスティクスの利用方法をまとめておきます。

ストキャスティクスの利用方法

①順張りで利用する場合
・下の閾値を上へ突き抜けた場合→新規買い
・上の閾値を下へ割り込んだ場合→新規売り

②逆張りで利用する場合
・下の閾値を下回り、売られ過ぎゾーンに入ってきた場合
→売りポジションを利食いする(買い戻す)
・上の閾値を越え、買われ過ぎゾーンに入ってきた場合
→買いポジションを利食いする(転売する)

くれぐれもこれらを逆に利用しないようにしてください。

分からなくなったら、『買われ過ぎ』『売られ過ぎ』の意味をしっかり考えてみるようにしましょう。

蛇足しながら、個人的には、ストキャスティクスは、どちらかと言うと順張り(ポジションメイク)としての利用価値よりも逆張り(利食いの判断材料)としての利用価値のほうが大きいかなと感じています。

次の6で解説する『ストキャスティクスのダイバージェンシー』も、私は利食いを判断するに十分的確な指標だと判断しています。

そうした点も、ストキャスティクスはどちらかと言うと逆張りの利用価値が高いという判断を補完するものとなっています。

6.ダイバージェンシーは利食いの重要なサイン

ダイバージェンシーとは

『逆行現象』と訳される。実際の値動きが直近の高値を更新(または安値を更新)しているのに、MACDやストキャスティクスが高値(安値)を更新していないというように、値動きと指標との動きが乖離したり逆光することを指す。

ストキャスティクスのダイバージェンシーは、重要な利食いの場を提供してくれていると考えるのが妥当だと私は考えています。

ストキャスティクスのダイバージェンシーの見方は、

①買いトレンドにあっては、マーケットが高値を更新しているのにストキャスティクスの山の高さが更新していない

②売りトレンドにあっては、マーケットが安値を更新しているのにストキャスティクスの谷の深さが更新していない

という状況です。

チャートで確認してみましょう。

下記のチャートでは、相場が高値を更新しているのに、ストキャスティクスの右の山(高値に対応したところ)の高さが左の山よりも低くなっています。

この時点でダイバージェンシーが完成しています。

ストキャスティクスにおけるダイバージェンシーが発生した場合の対処法は下記のとおりです。

ストキャスダイバージェンシー加工済

 

ダイバージェンシーの対処方法

1.買い持ちのポジションがあって、買いトレンドでダイバージェンシーが発生したら、

(A)買い持ちのポジションを利食いする(転売する)

(B)新規で売り持ちのポジションを作らない

2.売り持ちのポジションがあって、売りトレンドでダイバージェンシーが発生したら、

(A)売り持ちのポジションを利食いする(買い戻す)

(B)新規で買い持ちのポジションを作らない

Mr.マグナムMr.マグナム

【ポイント】
1.ダイバージェンシーは、利食いを示唆するものである
2.ダイバージェシーで新規のポジションを持ってはいけない

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