MACDの効果的な使い方(後編)

皆さんこんにちは。

FXトレードデリバリー Mr.マグナムです。
前回はMACDに関してお話しました。

今回は後編として、その続きのお話をしたいと思います。

1.勝ち組投資家が見逃さないダイバージェンシー

『ダイバージェンシー』については、ひと目で見分けるストキャスティクス(後編)でも少し触れましたが、ここではMACDのダイバージェンシーについて解説していきましょう。

ダイバージェンシーは、『逆行現象』とか、『逆乖離』と訳されることが多いです。

個人的には、もう少しダイバージェンシーを上手く説明する日本語はないものか?
と思わなくもないのですが、これと言ってピッタリの表現が見当たらないのも確かなところです。

そこでここではあえて日本語に訳さず、ダイバージェンシーと表現することにします。

ダイバージェンシーとは:『逆行現象』と訳される。実際の値動きが直近の高値を更新(または安値を更新)しているのに、MACDやストキャスティクスが高値(安値)を更新していないというように、値動きと指標との動きが乖離したり逆光することを指す。

さて、ひと目で見分けるストキャスティクス(後編)6では、ダイバージェンシーのことを、

①買いトレンドにあっては、マーケットが高値を更新しているのにストキャスティクスの山の高さが更新していない

②売りトレンドにあっては、マーケットが安値を更新しているのにストキャスティクスの谷の深さが更新していない

ような状況であると解説しました。

つまり、ドル円などの市場の動きとMACDやオシレーター系のチャート(売られ過ぎ・買われ過ぎを分析の現象とするもので、ストキャスティクス、RSIなどが該当します)の動きがバラバラである状況のことをダイバージェンシーというのです。

図解すると、以下のような感じになります。

【ダイバージェンシーの例1買い相場】

FXトレード配信_ダイバージェンシーの例1(買い相場)加工済

【ダイバージェンシーの例2売り相場】

FXトレード配信_ダイバージェンシーの例2(売り相場)加工済

買いトレンド(上記①)では為替の値は高値を更新し、かなり強いチャートに見えることでしょう。

ポジションを作るときは、トレンドの向きに作るのが原則的な考え方です。

そうすると、この場合はローソク足が高値を更新しているわけですから、原則的な考え方からすると、『買いから入る』ということになるのです。

しかし、MACDやストキャスティクスがダイバージェンシーを示しているときは、この原則的なルールを改める必要があります。

つまり、『為替レートが高値を更新していて、その動きだけを見ると強そうに見えるときであっても、新規に買いポジションを作ってはいけない』

ということになるのです。

大変難しいことを言っているようですが、図に示すと簡単にダイバージェンシーを理解することができます。

下記のチャートをご覧になってください。

【ダイバージェンシーの発生】

FXトレード配信_ダイバージェンシーの発生加工済 [2]

A点とB点を比べると、明らかに高値を更新しているのが分かりますが一方で、MACDの山の高さが低くなっていることが分かります。

これがダイバージェンシーです。

B点で『ダイバージェンシーが完成した』というような言い方をします。

この場合、B点では、ローソク足だけを見ると大変強そうなチャートに見えますが、新規に買いポジションを作ってはいけないということになるのです。

ポジションを持つときはトレンドの向きに作るという原則的なルールがあるとしたら、ローソク足が高値を更新するような場合には、既に買い持ちのポジションを持っていることが想定されます。

従って、買いトレンド中にダイバージェンシーが発生したら、買い持ちのポジションを利食い(転売し)、新規に買い持ちのポジションを作ってはいけない、売りトレンド中にダイバージェンシーが発生したら、売り持ちのポジションを利食い(買い戻し)、新規に売り持ちのポジションを作ってはいけない、ということになります。

ダイバージェンシーの対処方法

1.買い持ちのポジションがあって、買いトレンドでダイバージェンシーが発生したら、

・買い持ちのポジションがあれば利食いする(転売する)
・新規で買い持ちのポジションは作らない

2.売り持ちのポジションがあって、売りトレンドでダイバージェンシーが発生したら、

・売り持ちのポジションがあれば利食いする(買い戻す)
・新規で売り持ちのポジションは作らない

 

6.ダイバージェンシーが発生したからといってトレンドが転換する保証はない

過去に私が受けた質問に、

ミスメイド?

(1)買いトレンドでダイバージェンシーが発生したら、新規で売ってはいけないのか?


ミスメイド?

(2)売りトレンドでダイバージェンシーが発生したら、新規で買ってはいけないのか?


というものがあります。さて、どうなのでしょうか?

結論から言いますと、いずれもダメです。

その理由は、ダイバージェンシーが発生したからと言って、トレンドが反転する保証はないからです。

【ダイバージェンシーは完成したが・・・】

FXトレード配信ダイバージェンシーは完成したが・・・加工済

上のチャートを見てください。

P点とQ点を結んだ直線で高値を更新している一方、MACD線の山の高さが更新できていませんので、明確にQ点でダイバージェンシーが発生しています。

ここで新規の売りポジションを作ると、どうなるでしょうか?

Q点以降の続きをみてみましょう。

【ダイバージェンシー完成後も・・・】

FXトレード配信_ダイバージェンシー完成後も・・・加工済

このチャートを見ていただけるとお分かりのように、ダイバージェンシーが発生した後もマーケットは買われ続けています。

このように、ダイバージェンシーが発生したからといって、トレンドが反転するかどうかは分からないのです。

従って、買いトレンドのダイバージェンシーで新規で売りポジションを作ってはいけない、また、売りトレンドのダイバージェンシーで新規で買いポジションを作ってはいけないということになります。

ただし、利食いは違います。

新規でポジションを作るということは、その後のマーケットの動きに自分のポジションのリスクをさらすことを意味しますが、利食いはその後のマーケットの動きから自分のポジションリスクを落とすことを意味するからです。

ダイバージェンシーの発生は、

『強そうに(または弱そうに)見える相場が反転するかもしれないから、一度利食いして(ポジションリスクを落として)様子を見てはいかがですか?』

という点を私たちに示唆してくれているのです。

強そうな相場で買い持ちのポジションを手仕舞う(転売して利食いする)のは、ある意味勇気がいることです。

逆も真なりで、弱そうな相場で売り持ちのポジションを手仕舞う(買い戻して利食いする)のも、ある意味勇気がいることなのです。

ダイバージェンシーは、トレンドの最中にあって、いったんポジションを落としてスクェアに戻してはどうですか?

という冷静な提案を私たちにしてくれる、数少ない貴重なテクニカル分析と言えるのです。

Mr.マグナムMr.マグナム

【ポイント】
1.ダイバージェンシーは利食いを示唆するもの
2.ダイバージェンシーで新規のポジションを持ってはいけない

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