初心者でも分かりやすいボリンジャーバンド

皆さんこんにちは。
FXトレードデリバリー Mr.マグナムです。

前回は移動平均線に関してお話しました。
今回はボリンジャーバンドのお話をしたいと思います。

1.ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドは、アメリカの投資家であるジョン・ボリンジャーが開発したテクニカル手法で、標準偏差を応用して相場の位置を探ろうとする独特なテクニカル手法です。

ボリンジャーバンドというのは、ローソク足のチャートの上下に存在する『帯』のことで、この帯の中をマーケットが上下に動いているような感覚を見ている者に与えます。

開発されたのは1980年代で、他のインジケーターの開発者と比べてそれほど時間が経っているわけではありませんが、買われすぎ・売られすぎを定量的に示す点で優れているとされ、視覚に訴えるという意味では、最も特徴的なテクニカル手法かもしれません。
ボリンジャーバンド説明用

2.見た目は複雑だが使い方は簡単なボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの考え方としては、1σ(シグマ)と-1σに収まる確率が約68.3%、2σと-σの間に収まる確率が95.5%であることを利用します。
±1σは約68%とやや中途半端ですが、±2σの方は約95.5%なので、かなり信頼度の高い数値と言えるでしょう。

売買シグナル2σ(標準偏差の2倍)を使うことが多いのはこのためです。

また、移動平均線の上下3σに収まる確率は約99.7%とされ、ほとんどこの範囲に収まるということになりますので、この3σが問題になることは滅多にありませんが、ごく稀に、この3σを突っ切るような動きが見られることがあります。

こうした場合は、相場に何か重大な変化が生じている可能性があり、極めて特徴的なチャートが出現しますので、最後に実際のチャートを使って説明したいと思います。

先ほど、相場の動きは±2σの範囲内に95%の確率で収まるという話をしましたが、ここで2つの考えが出てくるのではないかと思います。

±2σに接近したとして、

考え①

約95%の確率で収まるのだから、きっとそれ以上大きな動きにつながる可能性は低く、バンドの内側に戻る可能性が高いのではないか

考え②

約95%の確率で収まるということは、ほとんど起きないことが起きようとしているわけだ。
ということは、バンドの外側に外れる可能性が高いのではないか

 

この考えはどちらも合っています。

なぜなら、ポジションを新規でつくる場合は順張り、ポジションを利食いする場合は逆張りという風に、トレード方法が根本的に異なるからです。

先の考え①は、ボリンジャーバンドに接近したところで相場の流れと反対の向きに行うトレードを促します。

具体的には、±2σでは買われすぎと判断して売り、-2σでは売られすぎと判断して買うことになります。
これは逆張り(マーケットの流れに逆らった動き)に他なりません。

従って、考え①のトレードは、『利食い』に利用すべきなのです。

逆に、先ほどの考え②は、ボリンジャーバンドを突破したところを追撃するトレードを促します。

具体的には、+2σを上抜けしたところで買い、-2σを下抜けしたところで売ることになります。
これは、順張り(マーケットの流れに沿った動き)に他なりません。

従って、考え②のトレードは『ポジションメイク』に利用すべきなのです。

ポジションをつくる場合と利食いする場合では、考え方が全く異なる点に注意してください。

この点を混同すると、ボリンジャーバンドを使った逆張りのポジションメイクが肯定化されてしまいます。

考え方としては、ボリンジャーバンドを使った逆張りのトレードがダメなのではなく、逆張りのポジションメイク自体がダメであるという点を理解するようにしてください。

 

3.利食いする時は逆張りでポジション作りの時は順張りで

2では、ボリンジャーバンドの具体的な2つの手法について解説しました。

大変重要なことなので、再度掲載しておきます。

【ポイント】

①利食いする場合
+2σで転売、-2σで買い戻し

②ポジションをつくる場合
+2σ越えで新規買い、-2σ割れで新規売り

ここで、利食いする場合とポジションをつくる場合に分けて、それぞれの考え方をまとめておくことにします。

【1】利食いする場合は逆張り手法で

ポジションを持っていて、利食いするタイミングを図るのにボリンジャーバンドを使う考え方は、大変理にかなったものと言えるでしょう。

それは2で説明したように、相場の動きは±2σの範囲に約95%の確率で収まるからです。

この考え方は、『2σの外側での相場の滞在期間は長くない』という考え方に立ったものだと言えます。

短期的な行き過ぎを示す点で、納得性おあります。

人間は誰しも欲が深く、いったん評価益を伴うポジションを持つと、評価益がどこまでも増え続けるのではないかという妄想にかられます。

もちろん、評価益を工夫をしないと収益状況の改善にはつながらないので、相場の流れに沿ったポジションを持ち続けるのは考え方としては正しいのですが、
とは言え、トレードは実現益を出すことが最終目的である以上、利食いするための『目安』が必要になります。

トレードで利食いする目標を設定する方法はいくつかあるのですが、その中でもボリンジャーバンドを使う方法は広く使われています。

考え方の基に統計を利用している点も説得力があると思います。

下記で示した箇所は、-2σどころか、-3σをも突っ切っています。

こうした箇所では、『いきすぎ感』がボリンジャーバンドに現れることから、利食いの目安として利用することが可能と言えるでしょう。

ボリンジャーを利用した利食いの例加工済

【2】ポジションをつくる場合は順張り手法で

ポジションをつくる場合、マーケットの流れに沿った形でトレードするのが原則的な考え方です。

そうした考え方からいうと、+2σを上抜けたところを買う、-2σを下抜けたところを売るという考え方は理にかなっています。

±2σを超えるということは通常マーケットであまり起こらない(確率的には約5%)状況が発生しているわけで、今後その方向にマーケットがトレンドを伴って動き続けるという予想は間違えっていないでしょう。

【2】は【1】と同じタイミングで【1】と全く逆のトレードを行うことになりますが、

【利食いする】     =マーケットから出る

【ポジションをつくる】 =マーケットに入る

と、【1】と【2】では、そもそも考え方が全く異なりますので、これらはどちらも正しいのです。

下記で示したチャートでは、一気に-2σを下回っています。

このポイントは、先の【1】の考え方では『利食いするポイント』となりますが、レンジ相場が続きボリンジャーバンドの幅が極端に狭くなった後、広がり始めたケースでは、ボリンジャーバンドをポジションメイクに利用することが可能です。

ボリンジャーを利用したポジション作りの例加工済

4.レートがボリンジャー±3σ超えになったら様子見すること

ここでは、「1.ボリンジャーバンドとは」で触れた±3σの話を説明します。
±3σにマーケットの変動が収まる確率は、約99.7です。
ということは、ほとんどの確率で元に戻ると考えるのが妥当な考えであるということになります。

しかし、経験上で言うと、マーケットではこうした考え方は通用しません。

なぜそういうかというと、±3σを越えるということは、実はほとんど起こらないことが起きているということなのです。

また、『±3σ越えの局面』というのは、確率的にほとんど起きないはずなのですが、実際には、『それほど起こらないわけでもない』というくらいの確率で発生します。

矛盾した論理かもしれませんが、これもマーケットの動きは人間の集団行動の結果であるという点から導き出される結果なのかもしれません。

例えば、日本は昭和から平成にかけては猛烈なバブルの崩壊は、一度起きたらそのあとはしばらく起きないと考えるのが普通です。

私たちは考える動物ですから、学習効果も働き、余計にこうした事態は起きないだろうと考えるのが普通でしょう。

ところが、その後現在に至るまで、地球上では数々のバブルの崩壊が発生しています。

大きなものではサブプライム問題とリーマンショックが挙げられますが、これらは、日本のバブルの崩壊後たった20数年の間に起こっているのです。

私は、±3σ越えの状況が、マーケットでは確率以上に発生しているのではないかと思っています。

それは、やはりマーケットが人間の集団行動を反映しているものだからというのが理由だと考えています。

引き金さえ引かれたら、一方向へ大きく動く要素をマーケットは内包していると考えなければ、±3σ越えの状況がこんなに頻繁に発生する理由は、説明つかないのではないでしょうか。

では、±3σ越えの状況を見つけた場合、私たちはどのように対処すればよいのでしょうか。

これは、はっきり言って『様子見』に徹するべきだと思っています。

マーケットは、いわば鉄火場のような状況です。
あまりにも熱く、ボラティリティが最も高い状況ですので、理由なく上下の動きが発生するはずですので、こうした局面ではリスクを極力落とすべきではないかと私は考えています。

特に±3σ越えの逆張りは、相場の動きに逆らった行為です。
ダマシも多く大変危険です。

以下に、-3σ越えのチャートを載せておきます。
±3σを越えたところでの逆張りトレードがいかに危険なものであるかという点を、しっかり確認して欲しいと思います。

Mr.マグナムMr.マグナム

【ポイント】
①±3σ越えの状況が発生したら、とにかくリスクを落とすように心がける
②±3σ越えの状況での逆張りは相場の動きに逆らった行為であり、厳禁。

ボリンジャーバンド-3σ越えの始まり

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